3歳娘(幼児)のアデノイド切除と扁桃腺摘出手術の物語~6泊7日~

雑記

2021.05.13に3歳の娘(7月で4歳になります)がアデノイド切除と扁桃腺摘出の手術をしました。

それからずっと入院していたのですが、2021.05.20に退院することができました。

その出来事について記載します。

アデノイド切除や扁桃腺摘出の手術を検討されている方の参考になれば幸いです。

アデノイド肥大と診断された

娘は元気であるにも関わらず、しょっちゅう鼻水が出ていました。(クレヨンしんちゃんのボーちゃんですね)

鼻水が出ることで口呼吸になるし、そもそも「鼻水が出る」って良くないので、自宅近くの耳鼻科に通っていました。

その中でも、一番気になっていたのは「睡眠時の無呼吸」です。(いわゆる無呼吸症候群)

鼻水が詰まっている状態で睡眠している時に、まれに無呼吸になっていたのです。(あとイビキがうるさい ←といっても僕のイビキはそれ以上ww)

ある日、その耳鼻科の先生から「アデノイドが肥大しているから切除した方がいい」と言われました。

今までもここの耳鼻科には通っていたのですが、急な宣告にビックリ!(てかアデノイドって何?みたいな)

なお、ここの耳鼻科では切除(手術)はできないため、総合病院に紹介状を書いてもらいました。

この時点で扁桃腺は全くノーマークです。

紹介状を持って総合病院へ

総合病院に行くなんてビッグイベントなので、私は会社を休んで、私と妻と娘の3人で向かいました。(5歳の娘はいつも通り保育園へ)

そして、総合病院の耳鼻科の先生と、「かかりつけ耳鼻科の診断」を基に話をしました。

一通り症状を伝え、親として「成長への悪影響」が一番気になっていることを伝えました。(「鼻水が出ることによる口呼吸」と「睡眠時無呼吸」)

先生の意見はこうです。

  • そもそも鼻水をどうにかする必要がある。(それは今まで通り薬で対処)
  • アデノイドが肥大していると、空間が狭くなるため(鼻水が空間を塞いで)無呼吸となる原因になる。
  • 扁桃腺が肥大していると、空間がせまくなるため(鼻水が空間を塞いで)無呼吸となる原因になる。
  • だから鼻水を抑える薬は結局必要だが、アデノイド切除と扁桃腺摘出することで、無呼吸の原因を排除する(軽減する)ことができる。
  • アデノイドの大きさは5歳ごろをピークに小さくなっていくもの。
  • アデノイドの大きさは「レントゲン」か「カメラ」でないと確認できない。
  • アデノイドを確認するなら「レントゲン科」で確認しましょう。
  • (扁桃腺を見て)扁桃腺の大きさは普通レベル。
  • 手術の要否はどっちでも。

うーん・・・どちらにせよ、根源の鼻水はどげんかせんといかんのか。

とりあえず、扁桃腺摘出は賛成だな(私は定期的に扁桃腺炎になるので、その教訓から子供の扁桃腺は摘出してあげたい)。

なんにせよ、アデノイドの大きさを確認してもらいたいからレントゲンだ!(ピカチュ〇、10万ボルトだ!)

・・・まてよ、行きつけの耳鼻科は「レントゲン」も「カメラ」も使ってないぞ。どうやって判断したんだ??(後日、再度診てもらおうとTELしたところ、経験からの判断だと判明した)

レントゲン科へ

妻と娘の2人でレントゲン室へ入りました。

・・・なかなか出てこないな・・・めっちゃ泣き声聞こえるな・・・・・・あっ出てきた!

泣いてレントゲン撮れんやったんかーい。

しょうがないね。耳鼻科に戻ろう。

再び耳鼻科へ

せっかくレントゲン科まで行きましたが収穫なしです。

どうあれ、個人的には扁桃腺摘出はしたいと思っていたので、手術をお願いして、ついででアデノイドも切除しようと判断しました。

そのまま手術日を2021.05.13で予約しました。(4月下旬の出来事)

なお、手術には全身麻酔が必要になるため、その関係で「血液検査」と「レントゲン」が発生します。

なるほど・・・れ、れ、レントゲン!?(さっき無理やったやんww)

今回は泣いてもわめいてもレントゲンを撮ることを誓い、レントゲン科へ行きました。

再びレントゲン科へ

レントゲン科へ行く道中に娘に言い聞かせました。

「写真撮るだけだから怖くないよ」と。

例のごとく、妻と娘の2人でレントゲン室へ入りました。

・・・・・・・・出てこないな・・・・・・・出てきた!

今度は撮れたようです。(先生方あざざざす)

こうして、手術用のレントゲン撮影を終えて耳鼻科へ戻りました。

手術するのか

レントゲンと血液検査を終え、耳鼻科の先生と再度お話をしました。

とりあえず、「手術をする」ということで合意し、手術内容や入院についてのお話を聞きました。

また、手術前に熱が出たり調子を崩した場合、手術が延期となるということを聞きました。

コロナ時代であることも踏まえ、日常生活を気を付けて送ることに。

そして第三の耳鼻科へ

こうして手術を決断したわけですが、結局どの耳鼻科でもアデノイドを視ていないということに気づきました。

第一耳鼻科(かかりつけ医):アデノイドは大きいから手術を進める(視ていないが経験からの判断) ←TELでレントゲン撮ってくれと依頼したところ、紹介状も書いたし、うちは判断したからレントゲンは撮らないと言われました。

第二耳鼻科(総合病院):視てないからわからない(レントゲン撮らないとわからない) ←全身麻酔のためにレントゲン撮れたんだから、その時に一緒にとればよかった。

手術するのに、わからない状態で切除するのはいかがなものかと思い、第三の耳鼻科へ行きました。

そこでは、カメラを用いてアデノイドを撮影していただけました。

こちらがアデノイドの写真です。(真ん中の膨らみ部分)

判定結果としては、アデノイドの大きさは普通もしくは普通より少し大きいくらいだから「手術するほどでもない」でした。

「おいおい、そりゃないぜ。手術の必要ないのに切除するんかい?」ってなるし。

かなり困り、妻と幾度となく会議を重ねました。まとめるとこうです。

  • 第一耳鼻科(かかりつけ医):アデノイドは大きいから手術を進める(視ていないが経験からの判断)
  • 第二耳鼻科(総合病院):視てないからわからない(レントゲン撮らないとわからない)
  • 第三耳鼻科(今回):アデノイドは普通だから手術いらない(カメラで確認)

そして、決めました。総合病院へ電話し、再度レントゲンを撮ってもらうことに。

またまた総合病院へ

前回レントゲンを撮ることができたので、怖くないということがわかっていることから、順調にレントゲン撮影できると思って臨みました。

が、それは違った。

また娘は暴れ倒したようです。(妻が付き添い。Thank you)

やっとのことで撮影できました。(通常、横になるのだが、嫌がるためそれができなくて横にならずに撮影)

判定結果は、「そんな大きい方ではないがアデノイドのふくらみはある」ということでした。

また先生と話して、ようやく納得した形で手術の決断をしました。

手術へ

2週間ほど経過し、あっという間に手術日となりました。

事前に病院から、入院についての注意事項をもらっていました。

  • 前日22時以降、固形物は食べてはいけない
  • 当日9時以降、水分を取ってはいけない

当日9時半に受付を済ませ、病室(4人部屋の一画)で待機しました。

手術は12時からでしたが、それまでに「血圧」と「体温」と「指にはめるやつ(何かわかりません)」をそれぞれ2回ずつ測定しました。が、嫌がってなかなか測定をさせてもらえませんでした。

手術とまではわかっていないものの、「これから何かする」という恐怖があったんでしょう。

なんとか、手術までに必要なコト全てをクリアし、12時に手術室に行きました。

手術室の手前までしか同行できなかったので、そこでお別れをしました。

ここで一番大泣きしました。心配ですが、看護師さん曰く、全身麻酔で寝てしまうから暴れることは無いようです。

手術終了予定は2時間後の14時と聞き、入院部屋(個人部屋)で待機となりました。

手術を終えて

*グロが苦手な方は写真要注意です。

予定より少し早く、13時45分に手術完了の知らせがありましたので、手術室の手前(お別れした場所)まで行きました。

そこでは、移動式の子ども用ベッドに寝ている我が子が。

先生から「無事終わりました。アデノイドは思ったより大きかった。」と言われるとともに、摘出した扁桃腺を見せてもらいました。(妻が見ました。私は苦手なので見ていません。)

写真見たくないので、あんま掲載したくなかったのですが・・・

このまま、寝ている状態の娘を病室まで連れて行き、最終的には抱っこで病室のベッドへ引越ししました。

入院開始

ベッドの引越し時に目を覚ましたのですが、そこからずっと不機嫌な状態が続きました。

左手は点滴に繋がれているので、それが怖かったということもあるでしょう。

術後は30分、1時間、2時間後に「血圧」と「体温」と「指にはめるやつ(何かわかりません)」の3点セットで経過観察し、それからは朝や夕など定期的な確認となりました。

16時45分までに飲み物とかおしっこする時には看護師さんに連絡してくださいと言われました。(結局それはなかったですが、18時ごろにクーのゼリーを普通に食べれたようです)

時間が経過するにつれて、痛み止めが切れてくるので、唾を飲むことによる喉の痛みが辛そうでした。

なので、唾が溜まってきたらティッシュに吐き出させました。

コロナルールで「付き添いは1人まで」となっているので、ここで私はバイバイとなりました。

聞くところによると、初日の夜は↓で地獄だったようです。

  • 唾の飲み込みによる喉の痛みで泣く
  • 点滴チューブのねじれによりアラームが鳴るのでナースコール
  • 簡易ベッドがガチの簡易で全然寝れない

子ども用ベッドに娘が寝て、簡易ベッドに付添人が寝ます。子ども用ベッドには落下防止用の柵があり、寝るときには柵を上げないといけません。子どもの左手には点滴が刺さっているが、点滴機械のコンセントが右側(逆サイド)にあるので点滴チューブがギリギリなのです。

入院生活

入院は個人部屋にしました。料金は4400円/日(税込)と中々いい金額です。でも、これはしょうがない出費だと思います。

あと、入院セットの申請をしました。内容はパジャマ、バスタオル、フェイスタオル、日用品(ティッシュ、ウェットティッシュ、歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、ヘアブラシ、スリッパ、箸、スプーン、ストローです。料金418円/日(税込)でチリつもですね。

入院セットが「入院者」が対象なので、3歳娘分しか申請できないのです。(やるなら2人分じゃなきゃ意味ないような気がしますよね)なので、入院セットを利用しているのに、洗濯しなければいけませんでした。

土曜日~日曜日は私が付き添いました。(木曜日手術なので、術後2日目と3日目)

唾を飲み込む時の痛みはなさそうでしたが、食事前に痛み止めの薬を飲んでいました。

食事がとれるようになったら点滴が外れるようですが、普通に好き嫌いで食べない。「食べれるようになったら点滴外れるよ」と言ってもうどんしか食べない。(昼と夜はうどんです)

点滴が刺さったままだと、行動がかなり制限されるのでそれがネックでした。どこに行くにも(トイレも)点滴を同行しないといけないし、入院用におもちゃやシール本を買ったのですがそれができなかったり、プレイルームのブロックで遊べないなど。

土曜日の夜になりました。就寝の時間です。

私は「どこでも寝れる人」なのですが、あの簡易ベッドは寝付けませんでした。さらに、看護師さんの定期観察と点滴チューブねじれによるアラームで踊るおもちゃのチャチャチャ。(なんやそれ)

朝6時になると起床のコールがあり、体温測定です。

朝食があり、その後に拭き上げタイムです。シャワーを浴びれないので、看護師さんが濡れタオルで体を拭いてくれました。

ここで、妻と付き添い交代です。

なんと、日曜日の夕方に点滴が外れました。これで、左手が使えるようになるから少しはマシになりましたね。

退院

手術から1週間後の木曜日、予定通り退院となりました。

注意事項の書かれた紙を要チェックや!

  • 喉のかさぶたは出血しやすいので、固いものは食べないように
  • 大きな声を出さないように
  • 退院後2~3日は激しい運動をしないように
  • 血が出たり痛みがひどくなったら受診するように

朝の10時頃に部屋を出ました。

退院時に精算です。

食事8,740円
室料30,800円
その他770円
合計40,310円

個人部屋の料金がズシッと重くのしかかります。でも、これはしゃあないです。子どもなので治療代がかからないのが非常に助かります。

ところで「その他」ってなんだ?(770円がなにかわかりませんが、まあええですわ)

振り返って

まず、無事に手術を終えることができてよかったです!関係者様に感謝です!

終わってみるとあっという間だったように思います。(手術時と土日と退院しか見てないからかww)

これからどんなことがあるかわかりませんが、これからも家族みんなで乗り越えていきます。

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